日常の中で無理なく取り入れられる健康習慣のひとつに、「リズム運動」があります。一定のリズムを刻む運動は、心身の安定に関わるセロトニン神経を活性化させることが知られており、その代表例のひとつが「咀嚼」です。食べ物を咬むという行為そのものが、リズム運動として働き、私たちの心と体に良い影響を与えてくれます。

毎日の食事の中で咀嚼を意識することは非常に有効ですが、できれば食事は単なる栄養補給ではなく、「グルーミング(社会的な関わり)」として、誰かと一緒に行うことがより望ましいと考えられます。人と共に食事をすることで、安心感や満足感が高まり、セロトニンの分泌にも良い影響を与えるためです。

そこで今回ご紹介したいのが、「マインドフルイーティング」です。これは、セロトニン神経の活性化に加え、咀嚼や嚥下に関わる筋肉、呼吸、さらには五感までもバランスよく鍛えることができる実践法です。

方法はとてもシンプルです。まず、ドーナツやパンなど、3回ほど咬めば崩れる程度のやわらかい食べ物を1つ用意し、お皿の上に置きます。もちもちとしたものではなく、自分の好きな味のものを選ぶのがポイントです。

次に、その食べ物を一口分手に取り、口に運びます。そして、できるだけ左右均等に咀嚼することを意識しながら、味だけでなく香りや舌触りなどにも注意を向けて咬んでいきます。このとき、分泌される唾液としっかり混ざるように意識することも大切です。途中で飲み込みたくなるかもしれませんが、一口につき30回を目安に咀嚼します。

飲み込む際には、一度に流し込まず、3回に分けてゆっくりと嚥下します。この一連の流れを、最後の一口まで丁寧に繰り返します。

普段から早食いの方や、硬いものをあまり食べない方、お子さんや高齢の方など、咀嚼や嚥下機能に不安がある場合は、決して無理をしないことが大切です。まずは5分間続けることを目標にし、スピードや量を自分に合わせて調整してください。

実際にやってみると、食べ物の味わいだけでなく、自分の唾液の変化、咀嚼の左右差、舌の奥の持久力、そして鼻呼吸ができているかどうかなど、さまざまな気づきが得られるはずです。

この時間は「食べること」そのものに集中する、いわばマインドフルなひとときです。毎日続けるのが難しくても、週末だけでも意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。きっと、食事の質だけでなく、日常の過ごし方にも変化が生まれてくるはずです。

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