舌は、舌の形を自在に変える「内舌筋」4つと、舌の位置を動かす「外舌筋」3つ、計7つの筋肉からなる筋肉の塊です。これらが連携することで、私たちの日常生活に欠かせないさまざまな機能を支えています。

舌は、発音・咀嚼・嚥下(飲み込み)において重要な役割を担っています。咀嚼や嚥下では、食べ物を細かくしながら唾液と混ぜ、まとまりのある状態にして喉の奥へと送り込みます。また、発声においては、舌の細やかな動きによって言葉を明瞭にし、円滑なコミュニケーションを可能にしています。
さらに、舌は呼吸にも深く関わっています。舌の筋力が低下すると、特に睡眠中に舌が喉の奥へ落ち込みやすくなり、気道を塞ぐことで、いびきや睡眠時無呼吸の原因となります。
舌の筋力低下は、加齢に加え、口呼吸の習慣や、咀嚼・発声など口を使う機会の減少によっても起こります。その結果、口呼吸が増えて口腔内が乾燥しやすくなり、歯並びの乱れや口腔環境の悪化につながります。また、誤嚥や睡眠時無呼吸症候群のリスクも高まるため、舌の機能を維持することは全身の健康にとっても非常に重要です。

